発達障害がある子供の吃音(きつおん)と症状、その注意点
子供に吃音があると、気になるものですよね。
つい、指摘してしまいがちですが、
対応を間違うと、かえって悪化してしまうこともあります。
ここでは、吃音がある子供にどう関わって良いのか、触れていきます。
日常では・・・
子供の吃音が気になるのよね~
あのね、ね、ね・・・とか
ぼくは、は、は・・・とか
次の言葉が出てこなくて、何度も言い直しているわねぇ
そうなんだね・・・
吃音で、気をつけなければいけないことがあるのよ
それ、どういうの?
それはね・・・
吃音とは?
吃音は、話すときにすらすらと言葉が出ずつまったり、同じ言葉を繰り返したりする発話障害の一つです。
吃音には、発達性のものと後天的なもの、二つ挙げられます。
発達性のものは、子供が発達していく上で発症するもので、
後天的なものは、精神的なストレスや脳損傷から生じるものです。
児童がなる発達性のものは、2歳から6歳の間で発症することが多く、
7割くらいが自然回復すると言われていますが、成人後も残る場合があります。
症状
症状としては主に以下のものが挙げられます。
1.音と音節の繰り返し・・・「あ、あ、あ、のね」
2.音の一部をのばす・・・・「あーーのね」
3.単語が途切れる・・・・・・「・・・・・・あのね」
いつも症状が出るわけではなく、調子に波があります。
原因
遺伝的要素、脳機能的要素など言われていますが、はっきりとしたことはわかっていません。
また、自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADHD、学習障害などの発達障害と吃音が併発する場合もあると言われています。
関わる上での注意点
吃音を持つ子供と関わる上で、気を付けるべき注意点がいくつかあります。
これらのことに気を付けて接することで、症状も変わっていきます。
- 吃音を指摘しない
- 話を言い終わるまで待つ
- 言葉を遮らない
- 話し方のアドバイスをしない
- ゆったりとした生活のペースにする
また、学校などではからかわれたり、馬鹿にされないよう、
環境的配慮も支援してもらうと良いでしょう。
専門的には耳鼻科医や言語聴覚士に相談ということになりますが、
専門の人材が不足のため、十分な訓練が受けられない場合もあります。
まずは、かかりつけの先生に相談すると良いでしょう。
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