脳障害であるADHD、片付けられない原因と対処方法

ADHD
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脳障害であるADHD、片付けられない原因と対処方法


片付けが苦手な人は多いですよね。

ADHDでなくても苦手な人はいます。

「片付けないなら捨てるわよ!」と言いたくなりますが、

でも、よく考えるとADHDの子供って「やらない」ではなく「できない」ことも多いのです。

ここでは、片付けられない原因とそれにどう向き合っていくのかについてご説明します。

 

こんな悩みが・・・

 

ゆき
ゆき

部屋が散らかってて毎回片付けるんだけど、

すぐ散らかるんだよね

本人は使ったら使いっぱなしで、

散らかり放題・・・

 

きょうこ
さと

そうなんだね・・・

ゆき
ゆき

どうすれば良いかな~

きょうこ
さと

そうだね~

こんなのはどう?

 

 

 

片付けられないのは、「不注意」が原因

ADHDの子供の症状に「不注意」というのがありますが、

この症状によって、他の子にはなんでもないことでも、

ADHDの子供にとっては難しいことだったりします。

 

一つのことに集中するのが難しく、周りの刺激に気を取られやすいので、

片付けている途中で気になるおもちゃが出てくると、

いつの間にか遊んでいるということはよく起きます。

 

また、忘れっぽく、よく物をなくすので、

消しゴムがない、鉛筆がない、使おうと思っていたおもちゃがないなど、

一緒に探すことはよくあります。

 

学校のプリント類も、持って来るのを忘れることもありますね。

 

 

一度にたくさんのことを覚えられない

ADHDの子供はワーキングメモリーが十分に働かないので、すぐに忘れてしまう傾向にあります。

 

ワーキングメモリーとは、現時点で行っていることや考えていることの短期的な記憶です。

『行動が遅い子供にイライラ、ADHDの子供に心がけたいこと!』にも

ワーキングメモリーのことは書いてありますので、こちらも参考に。

 

こちら → http://kodomo.kita-land.com/behavior-slow-cause-adhd/

 

 

対処方法としては?

持ち物を最小限に減らす、置く場所を決めて、掲示しておくなどの工夫が必要です。

また、集中しやすい環境にするため、視野に余分なものが目に入らない環境づくりも大切ですね。

忘れ物が多い場合には、「〇〇持った?」、「〇〇持って帰って来てね」など、

その都度、声掛けが必要ということになってきます。

 

 

まとめ

家庭での環境づくりや声掛けも必要ですが、

子供の症状について学校の先生に伝えておき、協力してもらうこともとても大切になってきます。

 

子供の状態について、先生に話していないという親御さんもいらっしゃいますが、

学校の様子は、先生方の方が分かっていますので、

子供の症状を伝えた上で、声掛けなど協力してもらうと良いでしょう。

 

 

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